佐藤茂行自然農園

1. 野菜によって施肥方法が異なる

例えば、根菜(大根・にんじん等)は堆肥の量が季節によっても異なり、多くやりすぎると、味が飛び、少なくやると成長不良に陥る。
巻物(白菜・キャベツ等)は完熟肥料を多くと中熟肥料をバランス良くやらないとうまく巻いてくれませんし、美味しいものもできません。自然野菜07

2. 畝立てにより水捌けを良くし、水分を切る。

微生物の豊富な土壌は団粒構造(粒子の粗い塊が連なった土)が形成され、水捌けが良く、水持ちが良い。(日本の気候では難しいハーブを育てる際はこのほかほかした土が必要)野菜の成長期には水分が必要ですが、完熟期には水や肥料分を断つことが必要。
畝立てはこのためには欠かせない作業の一つです。

3. 中耕・土寄せ作業は土に空気を補充し、根を活性化させる。

除草や土寄せを行う際に畝下の土を起こしてやる作業。この際に追肥が必要な野菜には、米糠・油粕・貝殻・豆殻などを発酵させた窒素分の多く含まれた肥料を施肥します。

4. 虫取り作業

最も難しい季節は、4月から11月初旬頃までで、土中に虫が湧き、蝶や蛾、コオロギなどが芽を食べたり、茎ごと切り倒してしまいます。
この季節は毎日が畑の見回りと除虫作業が農作業に追加されます。
大根は土中に棲む線虫によって4月以降表皮を削られ、一般市場では商品になりません。(勿論当園では遠慮なくお客様にそれを届けますが)このため、一般的農家では、土消毒として農薬をやるのが通常です。自然野菜08

5. 除草作業

最もやっかいなのは、こぶし(球根が連鎖)やスギナです。1年もほっておくと、畑はそれらに占拠されることもままあります。このため、よく農家では除草剤を撒き、これらを駆除します。当園の畑作りにはこのこぶし等の除草作業が重労働です。

昔ながらの農法は絶え間ない土作りと野菜に対する愛情が全てであり、おいしい野菜作りは、それらを理解して頂く人達によって支えられており、「むかし野菜」とは、単に有機農法ということではなく、体が美味しいと感じてくれる野菜のことです。

佐藤茂行